パソコンをはじめて購入してから30年が経ちました。
この30年間には、その後のITシーンに大きな影響を与えた製品出荷がいくつかありました。
vl佐々木的に強烈な印象として記憶に残っているのは以下の5件です。
■エポックメイキングな出来事
1.1993年 Windows3.1
このバージョンでWindowsらしい使い方(アプリ間でのコピー&ペーストなど)ができるようになりました。
2.1994年 Excel Ver.5
オートフィルタとピボットテーブルという表計算ソフトのキラーコマンドが初めて実装され、Excelがこの分野で独走状態となるきっかけを作りました。
3.1995年 Windows95
このバージョンでWindowsが一気に一般ユーザーに広がりました。
4.2001年 WindowsXP
高機能と使用感、安定性でバランスのとれたバージョンであり、市場で広く受け入れられました。2013年時点でも相当数のXPが市場で稼動しているものと思われます。
5.2003年 Office2003(Excel、Word、PowerPoint、Access)
通常のビジネスユースとしてならこのバージョンで十分といわれるまでになりました。マイクロソフト側としてはこれ以降のバージョンで市場のGood Enough状態(もうお腹おっぱい)の払拭に腐心するようになりました。
これらの出来事を潜り抜けてきたIT講師であるvl佐々木のプライベートストーリーです。
■パソコン
シャープMZ20001982年にシャープが発売した8ビットパソコンである。
定価は218,000円だった。前年に発売されたMZ-80Bが278,000円で、高価格に躊躇していたら、翌年にほぼ同じスペックのコストダウン機が発売されたので即購入。
当時の月給は7万円台だったと思う。
データの記憶は音楽カセットテープだった。
BASIC言語を独学で使えるようになったので結果的には安い買い物だったと思う。
NEC PC-9801FA1992年にNECが発売した16ビットパソコンである。
Windows以前のMS-DOSで動作していた。
アプリケーションは主に日本語ワープロの一太郎と表計算ソフトのLotus1-2-3であった。
写真撮影時は2002年前後だと思うが古いデータを確認したりするためにたまに電源を入れていた。
ショップ組み立て機 Pentium90MHz1996年に作ってもらったショップブランドのPC。
CPUはPentium90MHzでWindowsNT4.0で動いていた。
非常に高速かつ安定したマシンで大いに仕事がはかどった。
ブラウン管式のディスプレイを含めて50万円だったと思う。
COMPAQ PRESARIO CDS520標準8MBに8MBを2枚増設COMPAQ PRESARIO CDS520 HD:420MB、メモリ:24MB
購入時期はおそらく1996年前後だと思われる。
COMPAQコンピュータは2002年にヒューレット・パッカード(HP)に買収された。
ブラウン管式の一体型で重量はかなり重かったが、Windows95のネットワークのデモでよく使った。
当時はデモのために会場に持ち込んでいたが、とにかく重かった。エレベーターのない会場にもよく運んだ。
DELL Dimension V350DELL Dimension V350 HD:8GB、メモリ128MB
1999年ごろのメインマシン。
ようやくハードディスクがギガバイト単位になってきた。
Acer AMD Duron950MHzAcer AMD Duron950MHz HD:100GB、メモリ:512MB
WindowsXPマシンとして購入。初めてAcer製(台湾)を買ったがトラブル続きで結局購入店に返却することになった。ある種のハズレ品だったと思われるが、いまだにAcerには腰が引ける。このマシンからディスプレイが液晶となる。
Proside PRO2350DBProside PRO2350DB 8GB 128MB
Windows Serverの実験機として運用。大いに活躍してくれた。
■ビデオ
BETACAM編集セットSONY テープ式デジタルビデオカメラビデオ編集マシン
Pentium3 800MHzのデュアルCPU(ボードにCPUが2個装着されている)
HD:40GB+80GB(パーティション分けではなくディスクが独立して2台装着)
メモリ:384MB
ビデオ編集システム「カノープス DV-stormRT」専用マシン
■カメラ
ASAHI PENTAX SPASAHI PENTAX SP(旭日光学のフィルム式一眼レフ)
16歳(高一)で購入し26年間トラブルなしで稼働。おそるべし日本の技術!
CANON EOS5(フィルムカメラ)CANON EOS5(フィルムカメラ)
28-105mm F3.5-4.5、100-300mmF4.5-5.6、ストロボ
今となっては懐かしいフィルムカメラ。
しっかりした重量があるのに、手の中になじむバランスのよさがあった。
■草刈り機
マキタ製草刈り機マキタ製草刈り機
マキタ製の草刈機でこれは2代目
提案書作成などで煮詰まった時、3時間ほどこれをやると汗がボタボタ状態となり、着ているものはもう汗まみれ。
ストレス発散の特効薬です。
■もう二人の家族
気分屋の「あかね」とのんびり屋の「たく」
すでになくなりましたが、ふたりともほんとにいいやつでした。
■パソコン講師のボランティア奮闘記
60歳台オーバーの高齢者の同好会ですが、すべての会員がメーリングリストで連絡をしあうという驚きのサークルです。
ボランティアでのお付き合いでしたがいつも元気をもらっていました。
■京都マイツール会
マイツールというアプリケーションにほれ込んだユーザーさんたちが作ったMUG(MyTool Users Group)。
ひょんなことからこの方々とお付き合いするようになりまして、この日もノーギャラでセミナーを行いました。(爆)
■江戸連
◆江戸時代の「講」には、「伊勢講」「富士講」に代表される信仰に基づくものと、「頼母子講」「無尽講」に代表される経済的相互扶助を目指すものの二種類があった。どちらも、「講」のメンバーが定期的にお金を積み立て、そのお金で前者の場合には何人かずつを「講」の代表として伊勢詣・富士詣に送り出そうとするものであり、また後者の場合には籤引きなどに当たった人がまとまったお金を優先的に利用できるシステムであった。伊勢詣も富士詣も日本の信仰の旅は同時に「物見遊山」の旅でもあった。「連れ立ってあちこちの名所旧跡を訪ね、知的好奇心を満足させようとする」旅でもあった。(→江戸連WEBかわら版より)